オミクロン株「自主療養」、神奈川県全国初 - Sheel Report ~ 3分で読める時事解説

神奈川県は1月26日、医師の診断と確定検査を経ず、抗原検査キットなどで新型コロナウイルスの感染を自分で判断して療養する「自主療養」を28日から始めることを決めました。

自主療養者には無料通信アプリ「LINE」などで県から安否確認の連絡はあるが、健康管理や食事の調達は自己責任になります。

神奈川県によると、全国で初めての取り組みとなるようで、黒岩祐治知事は「自主療養は強制ではない」としつつ、「病床が逼迫する前に対応を急いだ」と述べています。

自身で抗原検査キットを使うなどして陽性の結果が出た場合、症状が軽く重症化リスクの低い人は、医療機関での受診を省き、直ちに自主療養を始められるようですが、要は、民間の検査キッドを使うことで、医療機関での検査を省くということでしょう。

ずっと国は、民間の検査は信頼性が低いから、国が指定する検査以外は認めないとしてきたことの方向転換ということではないでしょうか。

最初から民間の検査を用いていれば、医療機関逼迫なんてことは防げたのではないでしょうか。

療養期間中の健康状態等の確認・把握及び、症状悪化時のフォローアップは、今までは、県の対策本部や現地の職員が、毎日、電話により行っていたのですが、自主療養者には、電話による聞き取りに替わる、LINEを活用した軽症者等フォローアップシステムを利用してもらうことになります。

LINEアプリをインストールしたスマートフォンを使って、県のLINE公式アカウント「神奈川県療養サポート」に登録するそうです。

それで自動で1日2回（午前・午後）、質問メッセージが届き、LINE上で回答するそうです。

スマートフォンを持っていないとかLINEを利用できない人には、AIが自動で対象者に電話をかけ、自動音声で健康状態を質問し、お答えいただいた音声を自動で文字として記録する仕組みによりフォローアップを行う「音声対応AIサービス」を活用するそうです。

また、感染者の同居人が発症した場合は、検査をしなくても医師の診察だけで感染を判断できるようにするとのことです。

民間の検査キッドで「陽性」となった時点でアプリ登録すれば、保健所に連絡しなくてよいということなのでしょうか。

自分のスマートフォンなどから県の「自主療養届出システム」に氏名や住所、基礎疾患の有無、検査結果の画像などを入力し療養に入るそうです。

最初からこのようなシステムの流れにしておけば、保健所がパニックになるようなことはなかったのではないでしょうか。

システムに入力すると、勤務先や通学先に提出できる書類「自主療養届」が自動で発行されるそうです。

前述の通り自主療養者は、LINEなどによる療養サポートを受けられ、体調が悪化した場合は「コロナ119番」などで対応し、受診を勧められることもあるそうです。

陽性になったら医師がつくる「発生届」も、自主療養にとどまる場合は作成されないらしく、県や保健所がある市は、この発生届を集約して患者数を発表していたものが、今後自主療養が始まった後は、発生届と自主療養届の二つの件数を発表する方向だそうです。

また、感染者の同居人が発症した場合は、検査をしなくても医師の診察だけで感染を判断できるようにするとのことです。

最初からこのように自動発行できるようにしておけば、医療機関や保健所もパニックにならなくて住んだのではないでしょうか。

重症化リスクの高い患者に医療資源を集中させ、保健所などの負担を軽減するのが狙いと説明していますが「なんだかなぁ～」という感じですね。

受診と確定検査の省略は、６歳以上５０歳未満で基礎疾患がなく

自己検査で陽性
家庭内に療養中の陽性者がいる
無料検査で陽性

のいずれかが条件になるそうで、自身の判断で医療機関にかかることもできるとしています。

そして「自己責任」、つまり健康管理や食事の調達は自己責任になります。

自宅療養者のうち、自主療養者を含む重症化リスクの低い人には、パルスオキシメーターと食料の配布、看護師らによる健康観察の電話は取りやめるそうです。

これって、国や行政が胸張って発表するようなことですかね。なんか違うような気がしますね。

検査はPCR検査や抗原検査キッドなのですかね。それは自分で入手ですか、自腹ですか...