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石川星陵高校辞退で考える、地方大会コロナ辞退ルールはこれで良いのか、なぜ東京五輪が良くて...

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高校野球大会 コロナで辞退

 

全国高校野球選手権の各都道府県大会で、新型コロナに関する理由で辞退する学校が相次いでいます。

春夏通算34回の甲子園出場を誇る星稜(石川)が第103回全国高校野球選手権石川大会出場を辞退した...

そんなニュースがありました。野球部員を含む学校生徒に新型コロナウイルス感染者が出たことが分かったとのことです。

星陵高校は、今大会すでに2試合を消化していて、8強入りを決めていて、すでに石川県立野球場遊学館を準々決勝を戦う予定になっていました。

 高校野球とコロナの話題で言えば、鳥取大会での米子松蔭高校の出場辞退をめぐり、文部科学省などが動いて出場できるようになりました。

この一連の詳細はこちらをご覧ください...

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米子松陰高校の意見では国が動いて高校野球連盟を動かしましたが、結果としてそれは多孔にとってはどのように移っているのか非常に複雑です。

今回の夏の甲子園大会を巡って、コロナ感繊維夜出場辞退をやむなくされた高校が相次いでいます。

神奈川大会では、城郷と藤沢工科の2校が出場を辞退したことを発表。いずれも県立で同連盟は「新型コロナウイルスの感染状況悪化を受け、同校の全部活動が対外活動禁止となったため」と説明したとのことです。

また、大会に出場していた横浜隼人高校の出場辞退の発表がありました。新型コロナウイルスの感染状況悪化を受け、校外活動禁止となったためというのです。中栄信金スタジアム秦野で予定していたAブロック準々決勝の第1試合は桐蔭学園の不戦勝となり、第2試合のBブロック準々決勝の「三浦学苑─向上戦」は、予定通り午後1時から行われたとのことです。

新潟大会では、中越高校での校内感染拡大で臨時休校となり、新潟大会に出場できなくなったとのことです。第5シードの同校は、同市悠久山野球場で長岡高校と2回戦を戦う予定でしたが、長岡高校は不戦勝となりました。中越高校は、保健所と協議のうえ、感染拡大を防ぐため臨時休校を決めたとしています。

福井大会では、福井商業高校が野球部員などの感染を確認して出場を辞退しています。海部(徳島)や松山工(愛媛)なども、出場辞退しています。 

 

東京五輪では特別ルールが適応

 東京オリンピックパラリンピック組織委員会は、濃厚接触者となっても、

試合開始6時間前以降のPCR検査で陰性判定が出れば、試合への出場を認める...

 という特例措置を設けています。

日本国内では、濃厚接触者は14日間の健康観察期間で行動制限が求められています。

前述の通り、高校野球大会では、学校内で感染者が出た場合、濃厚接触者として保健所に届け出て、外部との隔離を義務付けられ、その結果、全国高校野球地方大会出場を辞退させられています。

東京五輪選手向けの新型コロナの規則集「プレーブック」では、濃厚接触者が競技参加の許可を得るには、毎日受ける鼻の奥の粘液を採取するPCR検査の結果が陰性であることや、専門家グループによる選手の健康状態についての判断、国際競技連盟の同意などが必要と規定してあり、試合前の検査のタイミングについて具体的な基準は示されていなかったものが、特例として明確化されました。

柔道など身体が接触する競技は、試合後にも検査を実施するとのことです。

濃厚接触者は、選手村内の個室に移った上で、1人での食事、専用車両の利用、練習会場や競技会場の動線の分離なども求められるとのことです。

誰か教えて下さい。

ルールって一体何なのでしょう。誰のためのルールで、誰がルールを決めて、誰がルールを変更するのでしょうか。ルールを変更できる理由とは何なのでしょうか...

同じことに対するルールって、復数存在することはあり得るのでしょうか...

今いる大人たちに問いかけます。この現象を、子どもたちにどのように説明するのでしょうか、学校でなんと教えればよいのでしょうか、家庭で子どもにどのように説明すればよいのでしょうか...

学識ある大人たちよ、教えて下さい...

 

誰も責任を取らないこの国のあり方

これまで全国の高校では、学校関係者にPCR検査陽性者が出た場合に、高校野球地方大会出場を辞退しています。野球部内において発生したケースではない事例においても、濃厚接触者として、出場を辞退せざるを得ないルールになっているようです。

大阪府知事橋下徹氏(52)が自身のツイッター

こんなアホなルール決めたんは誰や!

 と苦言を呈するなど、SNSやネット上では

あまりにも厳し過ぎるのではないか...
3年生の部員は一生のトラウマになってしまう...
東京五輪はOKなのに、なぜ高校野球ではNGなのか...

などといったブーイングが広がっているとのことです。

最初からトップの日本高校野球連盟でコロナ感染に関する統一の規定をしっかり決めておいて、それを県大会で各地域ごとの高野連に順守させる形を取っておけば、このようなことにはならなかったのではないか...

東スポWeb記事(2021年7月22日)には、厳しく責任を取らない姿勢を強く批判しています。

www.tokyo-sports.co.jp

各地域ごとの高野連の判断にほぼ投げっ放しで任せっきりにしていることも、こういう事例につながった。それにいずれの場合も『辞退』となっているが、これではまるで学校側が判断したかのように受け取られる。簡単に言えば、誰も責任を取りたくないから責任転嫁に終始した結果、こうなってしまった...

鳥取県大会での、米子松陰高校が出翁できるようになったのも、野球部主将のツイートがきっかけで、文部科学省を動かしたと言えます。投下世論が騒いで、それを国側が無視できなくなったというのが正しいでしょう。

東京五輪はコロナ禍にもかかわらず周辺関係者に陽性者が出ても参加OKなのだから、それを〝容認〟している政府側が「高校野球も五輪と同じルールで」と言ってくれれば解決の糸口も見えてくるかもしれない...

という関係者の証言を、東スポ記事には載せています。

なんかふざけた話ですね。コロナ対策に関して、一貫して誰も責任を取らない、誰も判断をくださない状況が続いています。

これが政府なのか、これが組織なのか...

コロナがこの国の本当の部分を、表にさらけ出させたような気がしますね...