Sheel Report ~ 3分で読める時事解説

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コロナ禍の金融詐欺

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金融詐欺 リテラシー

コロナで生活困窮が深刻になり、安易に「儲かる」ということばに引っかかる人が増えてくることが予想されます。

特にアルバイトができず、家賃や大学生活を楽しむお金がない学生も増えています。学生のアルバイトの多くは、飲食店であることが多いですからね。

誰もが、被害者になる可能性があります。

人は、切羽詰まったら、生活困窮に追い込まれたら、その弱みに言葉巧みに詰められたら、贖う冷静さを失ってしまうのかもしれません。

コロナは、表面に見えている部分だけでなく、深い部分にまで潜行してその影響を広げています。

交付金詐欺、助成金詐欺、高利息の貸付など、お金にまつわる詐欺は後を絶ちません。それが不況という社会の象徴となっているようで、いくら自分が気をつけていても、冷静ではいられない状況に追い込まれてしまうのでしょう。

一人で考えず、すぐに決断しないで、必ず一呼吸おいて、そしてできるだけ人に相談してから、大事な決断を下すようにしましょう。

特に、お金に係る判断は、絶対に一人ではやらないということを心がけましょう。

それだけでも、救われる道はあるように思えます。

 

消費者側も賢くなろう~高めよう!金融リテラシー

ジャパンライフに騙された高齢者の言葉です

私は普通の人だからそんなおわからない...

わからないことには絶対にサインしては行けないのですがね。もう思考が停止してしまっているのです。

郵便局員さんが親切だから、困っているようなので投資信託を買ってあげる...

まあ、このパターンになるのでしょうね。

人情と言えば聞こえがいいですが、絶対に駄目です。

ギスギスした社会になるとか、そんなの関係ありません。

この流れで、最も重要なことは、「消費者も賢くなろう」というお話です。

抵の場合、詐欺師と触れ合うきっかけは、金融詐欺の話を聞くテーブルに付くきっかけは、「友人の紹介」であることが多いようです。

誰かの紹介というパターンが多いです。

ここで、きっぱりと断れるかどうかが、大きな関門です。

せっかく誘ってくれた友人に断るのは申し訳ない...

だいたい騙される人は、みな「良い人」なのです。優しい人が多いのです。

あるいは自分のニーズにピッタシだったから、自分が困っていることを解決してくれそうだからと、話だけでも聞こうと思う人もいるでしょう。

また現状に満足していない人、今の境遇に不満がある人も、テーブルについてしまうことが多いかもしれません。

この段階で騙す側は、もうフィルターをくぐってきた“上顧客”としか思ってはいません。

とにかく、話のテーブルに付いた時点で「アウト」です。テーブルに付く前に、一旦深呼吸して時間をおきましょう。

本当の悪魔は、“天使の顔”をしてやってくるものです。

騙す側はテーブルにさえつけば、後は強引に押せば落とせるか、お金の悩みを解決する話法で落とせるか、相手のプライドをくすぐって落とせるかの、用意されたパターンで、相手の気持を崩すだけです。

 

一番落ちやすいのは「妙にプライドが高い人」です。

今の現状に満足していないで、今よりもお金が稼げるとか、今の同僚を見返してやれるとか、もっと高みを目指しましょうとか、自分はこんなところで終わる人間ではないとか、まあこれらのどれかで落ちそうですね。

話法では、説得技術では、詐欺師の方が何枚も上手です。

騙す側には、必ずタワーマンション上層階に住んでいる成功者がいます。実在するかどうかはわかりませんが、必ず成功者キャラクターは登場します。

それこそ「銀行に預けていても全然増えない」「労働収入には限りがある」などは、完全な“キラーワード”です。

ネットワークビジネス勧誘やヘッドハンティングの面談は、必ずと言っていいほど、高級ホテルロビーで待ち合わせてラウンジで行われます。

儲かる...
必ず儲かる...

これに形容詞が付きます。

楽して儲かる..
誰にでもできる...
なにも知らなくても儲かる...

そして

ただ預けるだけ...
これをインストールするだけ...

「超楽・超簡単・面倒じゃない」の三点セットが出てくれば「危険信号」です。

これは投資アドバイスでも言えることです。

銀行よりも高い利率の一般的数字は「6~7%」じゃないですかね。
なんとなく実現可能な数字でしょう。
「3~4%」じゃあ、ちょっと物足りないですからね。

パンフレットに政治家が登場すれば、すぐにゴミ箱に捨ててください。芸能人が登場すれば、その場で帰りましょう。

海外の有名人、ビル・ゲイツとかイーロン・マスクとか、日本でも孫正義とかも、絶対に「嘘」ですからね。

まさか徳川埋蔵金は信じないでしょう。諏訪湖武田菱の宝はどうでしょう。「M」資金は怖いので、触れるのはやめておきます。

権利収入...
不労所得...
インセンティブ...
印税収入...

「優先された権利」という表現も危ないですね。

これらすべて“キラーワード”悪魔の囁きだと思ってください...